フードバンク東九州の活動

一般社団法人 フードバンク東九州 活動報告書

2022年4月20日

2017年

不登校生徒や精神的に不調をきたしている方々のメンタルケア支援の一環として「食育活動」を開始しました。

精神障害者の社会参加を目指す一環として、彼ら自身の手によるフードバンク事業を開始しました。ボランティアの主体は、精神に障害を持たれる皆さんです。

2018年

「だれも取り残されない社会」の実現と「格差の解消」に向けて、本会の活動が大きく拡がり始めました。大分合同新聞、OBS大分放送、TOSテレビ大分の取材を受けました。

東大分を中心に、子ども食堂の支援や、慈善団体、児童養護施設、生活困窮者に向けた手渡しの食料提供を開始しました。

つるさき食品様から、お弁当の残りのご飯を提供していただけるようになりました。生活困窮者に冷凍おにぎりの提供が始まりました。

この年、諸事情で行く先を失った食料を使用した炊き出し(「フードフェスタ」)の第1回目を実施しました。現在まで、毎年継続して開催しています。

大分市環境部、大分県福祉保健部、大分県生活環境部と意見交換を開始しました。

大分県立鶴崎高校の生徒に参加いただいて、第2回目の炊き出しを実施しました。

2019年

1月から、フンドーキン醤油株式会社様から、定期的な食料提供を頂くようになりました。
2月に福岡県で開催された食品フェスタにて、フードバンク事業者として出展参加し、ヤマエ久野株式会社様より食料提供を受けるようになりました。

国税庁より、「フードバンクへ食品を提供した場合の取扱い」が公開され、フードバンクへの食品の提供が、損金扱いになる税制優遇制度が示されました。

九州農政局(熊本市)で行われた「フードバンク活動促進に向けた情報交換会」に参加し、九州内のフードバンク事業者、農林水産省、九州農政局、九州地方環境事務所と意見交換をしました。

2019年5月24日、「食品ロス削減推進法」が成立。
食品事業者に対して、食品ロスの削減が努力義務として課されました。

自然災害により流通ルートが遮断されて倉庫に戻ってきた食料品(パン・納豆・漬物)を、生産者・製造業者・小売事業者から本会の活動に賛同いただいて譲り受け、数日以内に提供を開始しました。
国や県が備蓄している災害備蓄食料のうち、賞味期限が近く入れ替え時期に差し掛かったものを災害避難準備期間に合わせて配布を開始しました。

市民向け炊き出しイベント(「フードフェスタ in あけのアクロス」)を実施し、大きな反響を得ました。

2019年10月1日、「食品ロス削減推進法」が施行されました。10月は食品ロス削減月間と定められました。

株式会社トキハインダストリー様から定期的な食料提供が始まりました。

本会の認知度の向上・活動の普及のためにクラウドファンディングを実施して、その結果、多くの支援をいただいて冷凍・冷蔵庫を購入することができました。

さらなる認知度の向上・活動の普及促進のために、日本精神神経学会学術総会にて、「メンタル不調による休業者と医療スタッフボランティアとで取り組むフードバンク東九州の活動」を報告しました。

2020年

食品廃棄物削減の取り組みが大分県に認められ、大分県食品ロス削減推進計画検討委員会(現在の「大分県食品ロス削減推進協議会」)の委員の委嘱を受け、参加した食品スーパー、食品製造業、飲食店、廃棄業者、行政との間で活発な意見交換を開始しました。

コロナ禍の大分大学の学生、APU(立命館アジア太平洋大学)の外国人留学生に食料提供を開始しました。

葵会館様から定期的な食料提供が始まりました。

九州農政局からの食糧支援が相次ぎ、大分県の災害備蓄食糧の提供を複数回受けました。

10月、地球温暖化対策計画が閣議決定されました。
「2050年カーボンニュートラル」宣言を受け、CO2を2030年度までに46%削減する事になりました。

2021年

「SDGsフードバザー in 竹田南高校」として高校生や大学生とコラボしてSDGsの
先駆的啓発活動を実施しました。

9月、プリマハム株式会社様より食料提供が始まりました。

10月、フードバンク東九州は、より公益性の高い団体としての活動を目指して
「一般社団法人フードバンク東九州」になりました。

2022年

2022年4月現在、食料支援を望む個人・団体との契約数は約300世帯にのぼります。

5月10日、5月17日の15時45分~ 2週にわたり TOSテレビ大分『つだつよし、のダッシュくん。』が放送。SDGsの本流に取り組む団体として、“フードバンクの本来の目的とは何か?“を徹底的に取材、紹介していただきました。

6月、「食品ロスの削減の推進に関する法律」により消費者庁が認定する「食品ロス削減推進サポーター」に、フードバンク東九州が、食や環境問題に一定の知見を有した環境活動団体として、登録されました。

以上