消費者庁「食品ロス削減推進サポーター」制度について

(賛助会員の皆様へお知らせです。)

我が国では、本来食べられるのに捨てられる食品、「食品ロス」の量が年間570万トンと推計されており、 日本の人口1人当たりに換算すると、年間約45キログラムとなります。

一方で、家計における食費は消費支出の中で4分の1を占めていますし、食料自給率(カロリーベース)は37%で、食料の約6割を海外からの輸入に依存しています。

また、世界全体においては、世界の食料廃棄量は年間約13億トンで、人の消費のために生産された食料のおおよそ3分の1を廃棄しています。

このように、我が国は食料を大量に生産、輸入しているにも関わらず、その多くを捨てている現実があります。

国連では、食品ロスの削減目標を半分にしており、SDGs目標(12.3)にも掲げられています。

 

令和4年5月13日、消費者庁より大分県庁 生活環境部を通じて、次のような通達がありました。

「食品ロスの削減の推進に関する法律」により、国は消費者庁を通して、食や環境問題に一定の知見を有した「食生活改善推進委員」「環境活動団体」等の会員、地域活動団体ボランティアの方々に「食品ロス削減推進サポーター」を認定することになりました。

認定を受けるには、上記に該当する団体の会員であり、オンライン講座を受講し、簡易試験を受験後、小論文(250字程度)を作成し、合格後、消費者庁に登録いただくことが必要となります。
認定を受けたサポーターは、助言を求めてきた消費者、企業や団体に対して、SDGsや社会貢献活動のリーダーとなって、活躍できることになります。

一般社団法人フードバンク東九州でも、「食品ロス削減推進サポーター制度」を推進するため、オンライン育成講座に参加し、団体登録を目指しています。