令和6年能登半島地震で被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
2024/01/17にお伝えした通り、フードバンク東九州は令和6年能登半島地震の被災地へ食料を支援させていただきました。
(詳しい支援先名称や連携した支援団体・支援ルートは、後日、改めてお伝えします。)
フードバンク東九州は、賞味期限を1か月以上残した食品を、食品リストを添えてお送りしました。
(今回は、発送時点の備蓄食料すべてをお送りしました)
以下のレポートは、1月15日に大分からトラックで支援に行った方達から、被災地の1月19日現在の状況です。
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・今回炊き出しをした穴水町駅前の図書館は、職員の人達が24時間体制で4人で回しており、あとは外国人を含めたボランティアが何人かで凌いでいる状況でした。
・役場は機能しておらずボランティアにも指示がない状態でした。
・携帯電話の電波が全然無く、圏外の状態でした。
・ペット用品は国からの支援は無く、周りのスーパーにも売っておらず、今回の支援で喜ばれていました。
・ようやく電気と水は1/15日に繋がりましたが、飲める水ではなく、水も一日1本までと取り決めがあり困っていました。
・ようやく国から届くようになった物資は、カップラーメンと水が中心で、食事の栄養が行き届かず精神的にも限界に近い避難者が増えているそうです。
【今避難所が1番伝えたい事】
「こんな時ほど、人を頼ってください、甘えてください、強がらなくていいので、困った時ほど助け合いましょう。」
これは避難所のボランティアで炊き出しをしていた方が、熱く何度も呼びかけていた言葉です。
物資を取りに来た方には、1回や2回の呼びかけでは心を開いてもらえず、何度も直接呼びかけ、少しずつ心を開いてもらうようコミュニケーションを人力で行っていました。電波が通じないこの環境だからこそのコミニュケーションでした。
「みなさん頑張り屋で限界まで頑張ろうとします。
しかし、今は限界まで頑張るのではなく、どうぞ生命を大切にしてください。
生きることだけまず考えてください。」
と熱く伝えていました。
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